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2005年11月08日

喰うこと。

またエサの話。
爬虫類、両生類を飼うのに一番ネックになること、それはエサにあると思う。
草食性のリクガメ、なんでも喰う一部のミズガメとカエル以外のほとんどは割りと“キモ系”のエサを喰う。
カメレオン、ヤモリを含めてほとんどのトカゲはコオロギを主食にするし、大部分のヘビやオオトカゲなどはネズミちゃんを食う。
いくらそのものが可愛くても、飼いたくても、虫がダメな人が飼えるハチュールイは限られてくる。

でも・・・
勢いで飼ってしまうと望まなくてもコオロギは家にやってくることになる。
私も最初の頃は管理が楽なジャイミル(ことジャイアントミルワームというイモムシ)やコオロギの缶詰なんかで済まそうとしていた時期もあったが、やっぱり無理。
ジャイミルは栄養面で問題があるし、缶詰は食わないのがいたりする。
で、そのうちコオロギが便利ということになってしまい、気付くと「消化に悪いから後足は取りましょう」とか平気でやるようになる。
慣れとは恐ろしい・・・

で、最近ウチに来たトカゲで、甘いものしか喰わないヤツがいる。
それはそれでいいのだが、用意できるものといったらバナナか昆虫ゼリーくらい。栄養面でちょっと心配だ。
飼育下のハチュールイ達は食べられるエサの種類も限られ、屋内で飼育されることが多いため、割と簡単に状態を崩す。だから飼育者はなるべく自然環境に近づける努力をしたり、いろんなエサ&サプリで栄養を補ってやらないといけなかったりして、難儀な趣味だとホント思う。
なので、そいつにも少し動物性のものを食べて欲しいのだけど、なかなか食べない。
さてどうしたのか・・・?

「ピンクマウスのバナナ漬けを作ってみました」

それをピンセットでつまんでトカゲの口へ・・・
バナナ味に釣られてペロペロやっているうちに、マウスを口の中に突っ込まれるという寸法。
そして見事成功。一安心。

・・・なのですが、なんかこの行動自体、常軌を逸しているというか、ふつーの人からみるとありえないんじゃないかとふと思ったりもする。
でもさ、生き物を飼う、生かす、エサを喰わせるってことはそういうことなんじゃないかと。
そういうふうにも思ったりもするわけですよぅ

投稿者 守亜 : 2005年11月08日 23:56

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